どうも、レペゼン紀の国トムです(^o^)
今回は、金澤正由樹氏の『古代史サイエンス』
古代史のミステリーって史料が少ないから手詰まりって感じなんですよね。
結局はどんな説がそれっぽいかどうか。
金澤氏は、古代史は科学の範疇という。どの説が正しいのかどうか、科学的に研究しないと決着はつかない。
確かに!と思って読むと、なかなか面白い本でした。
客観的なデータを使う大切さを知る。
・約3800年前の北海道・礼文島には沖縄人が住んでいた
・数千年前の朝鮮半島南部には、縄文人や弥生人とほとんど同じDNAをもつ人間がいた
・日本・韓国ではあまり公開されていない
・約7300年前の鬼界カルデラ大噴火による被害を避けるために、北部九州の縄文人が朝鮮半島南部に避難した可能性
・最近の各ゲノム解析では、韓国人は日本人と北部中国人の混血の可能性
・水田耕作で結核が増え、それに強い血液型A型とO型の人間が増えたかも
・水田稲作の開始時期は紀元前1000年頃になった
・当時の軍事力・経済力から、邪馬台国は九州北部しかありえない
・247年に「天の岩戸」の皆既日食があった可能性が高い
・北部九州では、158年と168年に皆既・金環日食があった可能性 倭国大乱の原因と考えられる
・日本書紀の謎の解読は、江戸時代の新井白石や本居宣長から始まる
・日本書紀の編集方針には謎が多い
・武烈天皇以前の記録には、2倍年を使った可能性
・神武東征の時期は、邪馬台国の所在地の推定により異なる
・天武天皇が直接の祖先と仰ぐのは、応神天皇・神功皇后だということ。男系が断絶した仁徳系ではない。